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◆ キガタメール ◆
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キガタメールの紹介

キガタメールは、もともと老朽化した木材の劣化防止と保存のために開発されたプレポリマーですが、これを樹木の「死んだ部分」、すなわち木材と同様の状態になった部分の保存に応用したところ、顕著な保存効果が得られることがわかり、多くの樹木保存に携わる技術者等により採用されています。

国指定天然記念物である淡墨桜の幹は、すでに生命作用を営んでいない部分が多くあります。この部分が急速に腐朽・崩落すると、幹形状が大きく崩れ、ひいては生存部が露出することによる乾燥・枯死部の拡大が懸念されます。そこで本剤を使用して保存をはかり、現状の幹形状が保たれ、淡墨桜の生命力を示す象徴的な姿を私たちに示しています。

また、本体が枯死し、根元から萌芽更新した株が成長しているものの、原型を保存するために、放置すれば腐朽・崩落してしまう、根元に近い幹部分をそのままの姿で保存しようと本剤を使用し、往年の姿を彷彿とさせてくれるのが、兼六園桂坂の「桂古木」です。

このような成果は、立木の幹のうち、木材と見なせる部分の現在以上の劣化を防止し、可能な限り保存するための試行施工の結果得られてきたものです。過去、淡墨桜が最長実績を持ち、12年間の風雪に耐えて現状の幹形状を保っています。

◆キガタメールの特徴と使用に当たっての留意点
@ 本剤は「木質強化・保存」のための浸透性プレポリマーで、腐朽菌類の殺菌を目的にする薬剤ではありません。
A 本剤は環境への悪影響を与えたり、生態系を破壊する作用を持たない「安全・安心」の材料です。
B 立木の枯死部に使用した場合、生存部に浸透する場合がありますが、その部分に傷害を与えることはありませんので、安心してご使用ください。
C 木質部の老朽化や劣化の度合いによって、使用量や工法が異なります。劣化や腐朽の度合いが強い場合、例えば一度だけの施工や1リットル程度の少量注入の使用では目的が達成されず、「注入したのに崩落した」とか「子実体が形成された」という事例が発生しています。本剤は、16リットル缶での販売も行っていますので、浸透・固化を確認しながら追加施用を行ってください。状況をお知らせくだされば、処方させていただきます。前述した淡墨桜は、いわゆるスポンジ状の部分が多いため、隔年施用で4回の注入を行っています。それでも内部までの完全な固化には至っていませんが、外形保存成果は達成しています。1回は加圧注入を実施し、内部への浸透確保を図り、成果を得ています。兼六園の桂は、堅い部分が多いので、2年の継続浸透で固化するする成果を得ています。いずれもかなりの量の注入が行われた結果、保存成果が確保されていることをご理解ください。
D 老朽化・劣化した部分を大きく削ることなく、表面から浸透・固化しますので、手間が省けるとともに、「削りすぎ」の弊害を免れます。また、ウレタン、モルタルなどの異質物を、木質部に圧着することと比較すれば、樹木の持つ風合いや自然さを損なうことなく保存できる特徴があります。
E 本剤使用にあっては、「薬剤による治療」という観点ではなく、樹木の木質部を可能な限り長期にわたって保存し、幹形状を保ちつつ、生存部の保護と成長を補完する観点に立って施工してください。
F 腐朽菌の殺菌や直接的な防除については、農薬使用が必要になりますので、専門的な見地からから別途ご検討の上、本剤と併用してください。
G 本剤を適切に使用すると、木質部はほぼ気乾状態になり、腐朽菌が繁殖するために必要な「適湿条件」を、物理的環境面から抑制する効果が得られます。木材水分計が手元にあれば、実験してみてください。
H キガタメールは、プレポリマーを調合の失敗を防いで汎用性の高い状態に調整した木質強化・保存のための「物理的な用途資材」です。生物に直接作用させることを目的にしていませんので、このことを十分ご理解の上、本剤の性能を最大限発揮するようにご使用ください。
I 立木の場合、様々な状態に置かれているため、一般木材よりもなお不均質性を持っています。浸透性能も対象により異なりますので、態様に応じて使用量・回数や施工法を個別に設計する必要があります。従いまして、淡墨桜、兼六園の桂、その他の樹木、愛知県一宮市の富田一里塚の榎木など、林進岐阜大学名誉教授が指導された成功事例でとられた工法・技術を参考にしていただけるよう、技術情報を提供させていただきますので、お問い合わせくだされば幸いかと存じます。
 ◆富田一里塚エノキ(愛知県一宮市尾西)
1.富田一里塚エノキ
強度に腐朽し劣化していた部分も5年連続のキガタメール注入・浸透により固化し保存されています。かつて、出ていたコフキサルノコシカケ、エノキタケも全く姿を消しています。

2.治療に使用したキガタメール16リットル缶
現場に用意するのは16リットル缶で、十分に浸透させるだけの量を確保して作業を始めます。

3.子どもたちの参加
安全で安心な本剤ですから、子供達にも容易に扱えます。過去3年間春休み’文化財保護・郷土学習’の一助として、ペットボトルに入れたキガタメールの浸透体験を実施しています。


 ◆淡墨桜


崩落が防止され、形状保存されている。幹形状が生命力を示すものとして尊重するために保存処置を講じ、現在まで成功している。

強度に腐朽した淡墨桜北側の樹幹。放置すれば短期間のうちに崩落する危険性のあった部分に木固めエース処置を施した。
平成20年4月7日撮影  (有)根尾開発 樹木医 浅野明浩様 提供



●お願い
本剤を立木の木質部保存に適用する技術は、公開情報としてきたため、「用途特許」に該当しませんが、弊社の開発技術です。本剤を使用して成功した事例、反対にうまくいかなかった事例についての情報をお寄せください。弊社で検討し、製品並びに工法の改良、有効なマニュアル作成に向けての糧にさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

●参考文献
@ 『淡墨桜の生命力と”桜守”』 145〜146頁、岐阜県林業センター、1966年。
A プレポリマーによる腐朽菌の活動抑制効果、松浦 克彦ほか、第5回樹木医学会大会報告、2000年。
B 木造建造物化粧部材の保存と修復における合成樹脂の応用ー法隆寺旧富貴寺羅漢堂と茶室如庵の場合〜、樋口 清治、保存科学第10号、東京国立文化財研究所、1973年。
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◆ 価 格 表 ◆
印刷用 
平成29年1月31日
商品名 1L 4L 16L
キガタメール1号 1,000円 3,700円 12,500円
キガタメール6号 2,100円 8,000円 30,000円
キガタメール6号Lクリヤー 2,500円 9,500円 36,000円
キガタメール6号Lカラー 2,600円 9,700円 37,000円
専用シンナー(PSNY) 1,600円 5,000円 11,000円

※上記価格に消費税は含まれておりません。
※上記価格に運賃は含まれておりません。
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