木工塗料·特殊塗料·UV塗料の製造/受託/中間原料の加工充填

寿化工株式会社

KOTOBUKIKAKOU CO.,LTD.

Q&A

Question and Answer

エステロンカスタムDXは2液型のポリウレタン樹脂塗料で、主剤と硬化剤をセットで販売しています。主剤と硬化剤は、2:1の割合で混合してください。このバランスが崩れると、塗膜が白く変色したり、時間をおいても硬化しないことがあります。また、配合した液剤をよく撹拌せずに使用した場合や、容器のへりやふちで固化した成分をヘラでかき出し、混入させてしまった場合も、同様の症状が発生することがあります。

塗装(トップコート)に失敗してしまったときは電動グラインダーや粗めのサンドペーパーで塗膜を取り除いた後、当会で公開しているマニュアルを参考に、正しい配合比率、シンナーの希釈割合、十分な混合・攪拌、硬化養生(乾燥)時間を守って再塗装を行ってください。

できます。その場合は主剤と硬化剤を2:1の割合で混合し、その全体量に対してPS-NYシンナーを0.5~1.5の割合で加えて希釈してください。ただし、塗膜の美しさは刷毛塗りよりスプレーガンのほうがはるかに上です。

問題ありませんが、次の点が異なりますのでご注意ください。仕上げクリヤーは1液型のポリウレタン樹脂塗料で、アマチュアでも使いやすい仕様になっています。対してエステロンカスタムDXクリヤーは2液型のポリウレタン樹脂塗料のため、塗布する前に混合し、攪拌(かくはん)する必要があります。一般的に1液型より2液型のエステロンカスタムDXのほうが塗膜強度は高くなります。

問題ありません。ただし、木固めエースを塗ってから時間が経過している場合は、耐水ペーパーで水研ぎし、微細なゴミを除去してから塗布してください。耐久性をさらに高めたい場合は、エステロンカスタム・目止剤クリヤーを塗った後、エステロンカスタムDXで仕上げると効果的です。

ツヤ消しのDXクリアーには顔料(シリカの微粒子が)入っています。顔料が外からの光を乱反射することでツヤ消しに見せる効果があります。微粒子とはいえ一種の不純物ですから塗膜の強度は落ちます。そのために中塗りには強度のあるDXクリアーの使用を推奨しています。

毎日使う汁椀やコーヒーカップ、業務用の食器やカトラリーは、面倒でも工程通りに施工することをおすすめします。完成直後の見た目は大差なくても、5年、10年と使い続けると、せっかくの木固め効果が消えてしまいます。汁物をのせないパン皿やプレート皿などは目止めをせずに仕上げてもかいまいません。

プレポリマーとエステロンカスタムDXは、もともと学校給食器用に開発した塗料のため、食洗機を使った熱湯洗浄は可能です。ただし、十分に乾燥させた木地を使うこと、木固め剤を十分に含浸させていること、目止め・中塗り・仕上げ塗りの工程が手抜きなく行われることが前提です。