木工塗料·特殊塗料·UV塗料の製造/受託/中間原料の加工充填

寿化工株式会社

KOTOBUKIKAKOU CO.,LTD.

Q&A

Question and Answer

木材乾燥器をお持ちの場合は、32度ぐらいにセットしてひと晩乾燥させてください。木材乾燥機器をお持ちでない場合は、熱湯につけて冷めるまで待ち、冷めたら熱湯を入れ替えてふたたび冷めるまで待ちます。この作業を数回くり返すと、シンナー臭を軽減できるはずです。熱湯から出したあとはしっかりと乾燥させるようにしてください。

シンナー臭はいずれ揮発して消えるものですが、さまざまな要因で揮発に時間がかかってしまうことがあるようです。原因はふたつ考えられます。

1. 木固めが終わったあと、十分に乾燥しないうちに仕上げ塗装を行った。
2. 木固め作業のとき、表面に残った木固め剤をウエスでしっかりと拭き取らなかった。

上記とは別に、ヤニなどの樹脂成分が熱湯で溶出して臭いを発し、それを一般の消費者がシンナー臭と混同するケースもあるようです。

問題ありませんが、次の点が異なりますのでご注意ください。仕上げクリヤーは1液型のポリウレタン樹脂塗料で、アマチュアでも使いやすい仕様になっています。対してエステロンカスタムDXクリヤーは2液型のポリウレタン樹脂塗料のため、塗布する前に混合し、攪拌(かくはん)する必要があります。一般的に1液型より2液型のエステロンカスタムDXのほうが塗膜強度は高くなります。

問題ありません。ただし、木固めエースを塗ってから時間が経過している場合は、耐水ペーパーで水研ぎし、微細なゴミを除去してから塗布してください。耐久性をさらに高めたい場合は、エステロンカスタム・目止剤クリヤーを塗った後、エステロンカスタムDXで仕上げると効果的です。

木固めエース用の専用シンナーをプレポリマーに使うことはおすすめできません。溶解力と揮発性が異なるからです。その逆、PS-NYシンナーを木固めエースに使用すること問題ありません。

自然志向の高まりを受け、最近は木固めをした後、器やカトラリーの表面を植物性のオイルやワックスでコーティングしている作り手もいます。木固め剤はもともと木の中に水や汚れがしみ込まないようにするためのものです。木にオイルを吸い込ませ、表面を長期的に保護する本来のオイル仕上げと木固め剤は原理的には相容れないものですが、塗装は可能です。オイルやワックスを塗るときは木固め作業の後、1日以上放置し、お湯と中性洗剤で洗い、よく乾燥させてからにしてください。この工程を省くと、オイルやワックスに含まれる水分と木固め剤の溶剤が反応し、仕上がり不良の原因となります。なお、ワックスは塗膜を形成するタイプの塗料ではありませんので、定期的なメンテナンス(塗り直し)が必要です。エンドユーザーへ正しい使用法を周知させるようにしましょう。

木固めエース(プレポリマー)は、天然木の木質強化を目的として開発された含浸性ウレタン塗料です。木材の導管に沿ってしみ込む性質があるため、合板やMDFへの効果は見込めません。また木固めエースに含まれる溶剤が合板に使用されている接着剤を溶かしてしまう可能性もあるため、推奨しておりません。

木固めエースの乾燥・硬化後の塗膜硬度は鉛筆硬度で表記した場合、F前後です。針葉樹用のプレポリマー(PS No.1000)の鉛筆硬度はF~H、広葉樹用のプレポリマー(PS No.2000)の鉛筆硬度はB~HBです。エステロンカスタムDX(2液型の専用ウレタン塗料)の鉛筆硬度は2H前後です。

針葉樹と広葉樹、広葉樹でもケヤキやナラのような環孔材とメイプルやブナのような散孔材かで、使用量が大きく変わります。例えば、スギの普通材(白太でない部分)を3回塗りで仕上げると、約1.6平方メートルを施工できます。同じ条件でヒノキは約1.5平方メートル、ケヤキは約1.8平方メートルが目安です。

実際は液剤をこぼしたり、刷毛や拭き取りに使う布に吸収されたりしますから、歩留まりを90%前後と見込んでください。1回塗りの場合、計算ではこの3倍塗れることになりますが、しみ込む量は1回目が一番多く、2回目、3回目は減りますから、平均して2倍前後と考えてください。

適切に乾燥された木材であれば、一定の効果が見込めます。木固め剤が浸透するのは、木の表面からコンマ数ミリ程度です。木材は完全に乾燥させても湿度の変動でわずかに伸び縮みします。木固め剤が防げるのは、この微小な狂いだと思っていただくとよいでしょう。生木の狂いを抑え込むほどの強力な効果はありません。当会では含水率8-15%の木材に使用することを推奨しています。